その診断の要となるのが「胃内視鏡検査」です。
検査は必ずしもラク、とは言い切れません。なぜなら、のどに異物が通り、胃が空気で膨らむのですから苦痛がないとは限らないのです。
その苦痛を少しでも和らげるには、患者さんが意識的に胃カメラを飲み込もうせず、ただ力を抜いて医師にすべてを任せるのがコツです。
当院では、経口での胃内視鏡の他に、鼻から挿入する細径の胃内視鏡を導入しています。
経口に比べ苦痛が少なく、吐き気ももよおさないと大変好評です。
検査前日の夜9時以降から検査終了後まで、飲食は一切禁止です。
脱水にならないよう少量の水なら飲んでも構いませんが、コーヒーやお茶などは飲んではいけません。
検査前にのど(経口内視鏡)、または鼻(経鼻内視鏡)を麻酔します。
そして胃の動きを止める注射をしてから、カメラをゆっくりと挿入します。力を入れず、リラックスしながら検査に臨みましょう。